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外貨の購入と売却
外貨預金や外貨投資とは、手持ちの円を米ドルやユーロなどの外貨に交換して運用するものです。その時の円と外貨の交換レート、つまり「為替レート」によって損益が変化します。したがって、外貨を取り引きする場合は、このリスクを理解しておく必要があります。
仮に10万円を1米ドル=110円で交換した場合、手もとには約909米ドル。1米ドル=100円で交換すると手もとには1,000米ドル。より円高の時に米ドルに交換するほうが有利になります。逆に、米ドルを円に交換するときにはより円安の方が有利になります。
手持ちの円を外貨に交換するとき、外貨にしていたものを円に戻すときをそれぞれ「外貨の購入」(図1)、「外貨の売却」(図2)と表現します。

図1:外貨の購入

図2:外貨の売却
為替レート ― TTSとTTBについて
外貨を取り引きする場合の為替レートには、「TTB(Telegraphic Transfer Buying rate)」と「TTS(Telegraphic Transfer Selling rate)」の2種類があり、外貨を購入する場合と売却する場合とで適用される為替レートが異なります。
また、外貨の購入・売却には為替コストがかかります。これは、小口の売買の場合は銀行がお客さまとの取り引きを直接外国為替市場に繋げることができないことや、お取り引きを繋ぐ時にも時間差による為替変動リスクがあるためです。そのコストが取り引きの際のレートに上乗せされています。
たとえば、円から米ドルを購入する時にはTTSが適用され為替コスト分円安のレートに、米ドルを売却して円にする時にはTTBが適用され為替コスト分円高のレートになります。

このケースでは購入するときに25銭、売却するときに25銭の為替コストを支払うことになるので、TTSが1米ドル=125.25円の時に購入した外貨を円に戻す時には1米ドル=124.75円だったTTBが1米ドル=125.25円以上、つまり購入当時より1米ドル当たり50銭以上円安にならなければ、為替コスト分損をすることになります。
- ※この為替コストは通常各金融機関、通貨などで異なります。
ソニーバンクレートについて
ソニーバンクは外国為替市場の動向を見ながら、独自にソニーバンクレート(TTM)を算出し、為替コストを加味したソニーバンクレート(TTB)、ソニーバンクレート(TTS)をお客さまにご提示しています。(TTM算出方法については開示していません)
- ※ソニーバンクではお客さまのお取り引き利便性のため、一般的に為替市場が休みの時間帯でもソニーバンクレートを提示しています。ただし、為替市場が休みの場合はソニーバンクが参考とする為替相場の変動が少ない、もしくは変動がないため、ソニーバンクレートの変動がない場合があります。
外貨投資における判断のポイント
- ポイント[1] マーケット動向を見る
- 円高で外貨を買い、円安で売却する。金利や為替コストを見る。このように外貨投資は市場の動きを見極める必要があります。将来の為替レートの動きを正確に読むことは不可能ですが自分なりの見通しを持つことも重要です。また、購入や売却の時期や複数の通貨に分散するなど、リスク分散を心がけることが大切です。
- ポイント[2] 有利な為替レートを探す
- TTBとTTSの幅が狭ければ狭いほどお客さまにとっては収益機会が広がります。言い換えれば、基準となるTTM(基準レート)と2つのレートが近ければ近いほどよいのです。
このTTBあるいはTTSとTTMとの差、つまり為替コストは各金融機関や通貨などによって異なります。(金融機関によっては為替手数料という場合もあります)。 - ポイント[3] 外貨間取り引きの活用・外貨のままでの運用
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TTSとTTBに幅がある限り、取り引きを行えば行うほど、為替コストが発生することになります。したがって対円、対ドルの取り引きを必要に応じて使い分け、全体の取り引きコストを抑えることも重要なポイントになります。
また、一度外貨にしたものを円に交換せずに、同一通貨の異なる商品で運用して為替コストを抑えるのも方法のひとつです。
下図のように、外貨定期預金で運用した後に、円に交換することなく、外貨のまま外貨MMFで再び運用したり、外貨普通預金から外貨定期預金、または外貨MMFへ資金をシフトするといった方法も考えられるでしょう。
為替ディーリング
外国為替市場は24時間動いています。東京、ロンドン、ニューヨークなど時間帯により世界の主要外国為替市場のどこかで取り引きが行われているからです。マーケット変動をにらみながら小刻みに外貨の取り引きを行うことを「為替ディーリング」といいます。
ソニーバンクでは、原則として1日24時間市場レートを反映するかたちで為替レートを更新します。たとえば活発に取り引きされる夜間、ご自宅で外国為替市場をチェックしながら、外貨を取り引きしていただくことも可能です。相場の見通しに自信のあるかたは、この為替ディーリングを行うのもよいでしょう。ただし外国為替相場の変動によって生じる元本割れリスクはお客さまご自身のご負担となりますので、十分にご注意の上お取り引きを行ってください。
為替変動リスク
外貨をご購入(円から外貨または米ドルから米ドル以外の外貨)して外貨預金にお預け入れする場合、または外貨預金の外貨をご売却(外貨から円または米ドル以外の外貨から米ドル)してお引き出しする場合には、それぞれの時点の為替レートで当該通貨を交換します。為替レートは外国為替市場の動向により変動しますので、お預け入れ時の金額とお引き出し時の受け取り額を同一通貨で換算した場合の元本が変動し、市場の動向によっては元本割れが生じるリスクがあります。
また、外貨をご購入またはご売却する際には、TTB(お客さまが外貨をご売却するレート)およびTTS(お客さまが外貨をご購入するレート)とTTM(基準レート)の差を、それぞれ為替コストとしてご負担いただくため、お預け入れ時とお引き出し時の為替相場に変動がない場合にも、お引き出し時の受け取り額がお預け入れ額を下回ることがあります。

