MONEYKitトップ > from MONEYKit > 為替・金利レポート > フィスコ為替・金利レポート:ユーロ 2008年8月11日〜8月15日
ユーロ安円高 162.30円(前週比-3.10円 円高)(日本時間8月16日6:00時点)
先週からの債券利回り 中期債低下/長期債低下
- (為替の動向)
- ファンド筋によるポジション調整のクロス円の売りで165円37銭から163円65銭へ下落後、リープシャー・オーストリア中銀総裁のタカ派発言などを受けた買い戻しで165円60銭まで上昇。だが、ユーロ・ドルの続落、金融機関の損失拡大懸念を受けた株式市場下落に連れたキャリートレードの手仕舞いに163円、162円を割り込み、161円40銭まで下落。その後、原油相場反発に連れたショートカバーに163円85銭へ反発、独、仏、ユーロ圏の4〜6月期GDP(国内総生産)速報値前期比マイナスに161円台後半に反落。
- (債券利回りの動向)
- 14日発表の4〜6月期ユーロ圏実質GDPは前期比-0.2%となり1999年以降では初めてのマイナス成長となったことからドイツ国債などのユーロ圏の政府債利回りは低下。ECB(欧州中央銀行)が来年にかけて利下げを実施する可能性は否定できないとの見方も増えている。なお、4〜6月期GDPがマイナス成長となったことについてはグロス独経済技術相が「ドイツGDPはマイナス成長だが、経済が急激に悪化しているわけではない」と発言、またウェーバー独連銀総裁は「成長の減速がインフレ緩和につながると予測できる時期ではない」との見解を示している。ドイツ国債2年利回りは4.05%付近で取引を開始し、一時4.10%付近に上昇した後に3.98%付近に低下し、4.00%付近で越週、ドイツ国債10年利回りは4.26%付近で取引を開始、4.27%付近に上昇した後に4.15%付近に低下し、4.17%付近で越週。
- 【買い要因】
-
- 各国中央銀行外貨準備&原油決済通貨:ユーロ・シフト観測
- 日本の景気後退懸念
- 【売り要因】
-
- 米・露の対立は長期化へ、EUの安全保障にも大きな影響を与える可能性
- トリシェECB総裁「4〜6、7〜9月期の経済成長は特に弱い」
- 米ビール会社買収に伴うドル買い・ユーロ売り観測(約520億ドル/330億ユーロ)
8/18〜8/22 予想レンジ:161.00円〜164.00円
- ※本資料のご利用については、必ずディスクレーマー(免責条項)をお読みください。
レポート提供:株式会社フィスコ
株式会社フィスコは1995年5月に設立された日本では数少ない独立系の金融市場の調査機関として、機関投資家や個人投資家へリサーチサービスを提供しています。

