MONEYKitトップ > from MONEYKit > 為替・金利レポート > フィスコ為替・金利レポート:1週間のポイントと円金利 2008年7月28日〜8月1日
〜米景気の先行きに対する思惑からドルの売り買い交錯〜
米国の主要経済指標を材料に景気の先行きへの思惑からドルの売り買いが交錯したが、景気減速懸念が出ている欧州通貨に対してはドル買いが勝り、対円ではほぼ横ばいに推移した。米経済指標では、予想外の7月消費者信頼感指数の上昇やADP全米雇用報告の増加でドル買い、週次の新規失業保険申請件数が5年ぶりの高水準に増加、4〜6月期GDP(国内総生産)速報値が予想を下回り、07年10〜12月期GDPがマイナス成長に下方修正されたことでは景気後退懸念が強まりドル売り、そして、7月の非農業部門雇用者数の減少幅が予想を下回り、ISM製造業景気指数が予想を上回ったことでドル買いが盛り返した。原油価格の反発や、IMF(国際通貨基金)の「信用リスクは依然として高い」との指摘を受けた米金融システム不安による株式市場の大幅安、米大統領経済諮問委員会(CEA)の経済成長見通し下方修正・財政赤字拡大見通しがドル売りにつながった。NZドルが、ボラードNZ準備銀行総裁が追加利下げの用意があるとの見方を改めて伝えたことで売られ、豪ドルも豪9月利下げ観測報道などから下落した。
〜円金利〜
先週の動き(7月28日〜8月1日)
債券相場は閑散な取引の中、景気の先行きに対して不透明感の強まりなどからジリ高傾向となり、10年債利回りは1.5%近くまで利回りが低下し、4月以来の水準をつけてきた。29日に発表された6月の完全失業率(季節調整値)は4.1%となり、前月に比べ 0.1ポイントの上昇となった。引き続き中高年の失業率が増加し、非自発的失業者数が増加に転じるなど雇用情勢の悪化を示す内容となった。また30日に発表された6月鉱工業生産指数速報は前月比-2.0%と予想を下回ったことに加え、先行きの生産予測も7月が前月比-0.2%、8月は同-0.6%と弱含みとなり、足元景気の悪化を示す内容となった。いざなぎ景気を超えてきた現在の景気拡張局面から景気後退局面に入る可能性も指摘され、これが債券相場の下支えとなった。また、29日に実施された2年国債の入札結果は、最低落札価格100円00銭5厘、平均100円00銭7厘、応札倍率3.30倍と順調なものとなった。ただし、投資家も売りは手控えている反面、10年債利回りが1.5%近辺に低下したことで、高値警戒もあってか積極的な買いも見えない。月末週となったことで年金などのリバランスに伴う買いもそれほど目立った動きは見せておらず、投資家の慎重姿勢を伺わせ、上値を重くしたとみられる。
今週の予想(8月4日〜8月8日) 長期金利の予想レンジ 1.50%〜1.70%
- ※当レポートでは米ドルをドルと表記しています。
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レポート提供:株式会社フィスコ
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