MONEYKitトップ > from MONEYKit > 為替・金利レポート > フィスコ為替・金利レポート:1週間のポイントと円金利 2008年7月7日〜7月11日
〜米信用懸念や地政学的リスクの高まり受けたドル売り勝る〜
北海道洞爺湖G8サミットでドル支援を示唆するとの思惑や、バーナンキ米FRB(連邦準備理事会)議長発言で信用不安が一時後退したことを受けたドル買い、根強い米信用不安や、イラン絡みの地政学的リスク懸念からのドル売りで綱引きが続いた後、ドル売りが勝る展開となった。G8サミットの思惑は外れたが、ブッシュ米大統領がサミット経済討議の場で強いドルは国益と発言した。バーナンキ米FRB議長は講演で「信用市場の緩和」や「連銀の証券会社貸し出しを2009年まで延長する可能性」を示唆した。米政府系住宅金融大手の追加増資・損失拡大が懸念されるなか、NYタイムズ紙報道「米政府、ファニーメイとフレディマックの問題が悪化すれば、政府管理下に置く事を検討」も、ポールソン米財務長官は「“現形”での支援目指す」と国有化を否定した。9日にイラン国営放送報道「イランが中長距離地対地ミサイル9発を試射した」、翌日もイランが再びミサイル試射との報道があり、イスラエル紙も「イスラエル空軍機がイラク上空で軍事演習」と伝えた(後否定)。米経済指標は、週次の新規失業保険申請件数が予想以上に低下、5月貿易収支は赤字幅が縮小、6月輸入物価指数は予想を上回る伸びとなり、7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は上振れとなった。
〜円金利〜
先週の動き(7月7日〜7月11日)
週初めの7月7日に債券先物は一時先週末比73銭安の134円45銭に下落し、現物10年294回も一時1.695%と1.7%に接近した。8日に入札を控えていた5年債は72回が一時、先週末比+0.065%の1.295%に利回りが上昇した。特に材料が出たわけではなく、5年入札控えたヘッジ売りなどが入ったものとみられる。8日に実施された5年国債入札は、利率は1.3%と前回から0.2%引き下げられたものの、テール(最低落札価格と平均落札価格の差)は3銭と落ち着いたものとなり、応札倍率も3.99倍と高いものとなった。大手銀行などが大量に購入したのではとも観測され、この結果を受けて8日の債券先物は買い戻しの動き強め、前日比1円を超す上昇となった。米国では政府系住宅金融のファニーメイやフレディーマックなどに対する懸念なども出てきたことで、金融不安が再び台頭し、米経済の減速懸念などもあり、米債は総じてしっかり。日本経済についても減速懸念が強まりつつあることで、日経平均は一時13,000円の大台を割り込んだ。さらに債券市場では投資家も中期ゾーン主体に買いを入れてきたことなどから、10日に10年294回の利回りは1.6%を割り込む。また2年270回は0.770%が買われ、5月13日以来の水準をつけた。
今週の予想(7月14日〜7月18日) 長期金利の予想レンジ 1.55%〜1.75%
- ※当レポートでは米ドルをドルと表記しています。
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レポート提供:株式会社フィスコ
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