MONEYKitトップ > from MONEYKit > 為替・金利レポート > フィスコ為替・金利レポート:1週間のポイント・円 2008年6月2日〜6月6日
〜バーナンキ米FRB議長発言でドル買い先行も、失業率上昇で失速〜
前週から一転して、原油相場反落→株式市場堅調推移→ドル買いのパターンとなり、ドルは全般的に上昇する展開になった。原油価格は一時125ドル台まで下落した。イエレン米サンフランシスコ連銀総裁「連銀は、インフレに関し無関心でいるべきでない」「弱い成長指標だけでは更なる利下げ正当化に十分でない」「経済回復に従い、連銀は利下げを解除する必要」、また、フィッシャー米ダラス連銀総裁「現在のインフレ圧力は高すぎる」「インフレ、より大きなリスクと見ている」「インフレは、FOMC(連邦公開市場委員会)メンバー全員の懸念要因」など、FRB(米国連邦準備理事会)幹部からは引き続きインフレ懸念が示され、利下げ打ち止めを示唆する発言も出て、ドル買いにつながった。米経済指標では、4月新築住宅販売件数の反発、4月耐久財受注の上振れ、1〜3月期GDP(国内総生産)改定値の上方修正が好感された。5月シカゴ購買部協会景気指数は予想を上回ったが、4ヶ月連続で50割れの状態、5月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値も予想よりよかったが、28年来の最低水準となっている。
〜円金利〜
先週の動き(6月2日〜6月6日)
週初2日に債券市場では特に材料があったわけではないが先物は一時133円54銭まで売られ直近の安値を更新した。2日の米国市場ではS&Pが一部大手証券の格下げを発表するなどしたことで金融不安が再燃し、これを受けて3日の債券先物は135円73銭まで買い戻された。また、3日には10年国債の入札が3日に実施された。利率は1.8%と前回から0.1%の上昇となったものの入札結果はやや低調なものとなった。ただ10年1.8%近辺では押し目買いを待っていた投資家もいたことで、10年292回の利回りは1.695%と一時1.7%を割り込んだ。しかし、4日にバーナンキFRB議長が「インフレは我々が望む水準をかなり上回る」とインフレへの警戒を示したことや、5日にECB(欧州中央銀行)のトリシェ総裁が定例理事会後の記者会見において「次回会合で小幅な利上げを実施する可能性を排除しない」と発言したことを受け、5日の欧米の債券は大きく売られ、6日の東京市場でも債券先物は一時前日比1円を超す下げとなるなど、相場は乱高下する展開となった。
今週の予想(6月9日〜6月13日) 長期金利の予想レンジ 1.75%〜1.90%
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レポート提供:株式会社フィスコ
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