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ローン情報
ケーススタディ:金利タイプを選ぶ

Bさんは5年前に自宅を新築した。
自分の貯蓄に親からの援助を加えて自己資金を用意し、残りを勤務先のメインバンクである銀行の提携ローンでまかなった。
会社の紹介だから、それが最も有利だろうと判断して、あまり商品の検討はしなかったが、まずまずの条件だったと満足していた。内容は以下の通りである。

表

わずか5年前に借りたのだが、最近ではさらに金利が下がっているのではないかと考えたBさんは住宅ローンの借り換えを検討することにした。
仕事でもプライベートでもインターネットを積極的に使っているBさんは、ソニー銀行の住宅ローンを候補にしているが、金利のタイプを1.778%(*)の「変動金利」にするか、2.590%(*)の「10年固定金利」にするか迷っている。
金利がより低い変動金利は魅力的だが、この先市場金利が高くなれば、住宅ローンの金利も上がることになる。一方で10年固定金利は2.590%(*)になっており、これでは借り換える意味がほとんどない気もする。
Bさんは同僚に相談してみることにした。

(*) 金利は例示であり、実際の適用金利とは異なります。金利については、毎月見直されますので、ソニーバンクのサービスサイトにてご確認ください。

OPINION A

この場合では変動金利を選んで借り換えを実行したほうがいいだろう。試算によれば月々の返済額は169,984円から132,438円となり約3.7万円減額することができる。また返済総額は61,194,322円から47,678,934円になり約1,350万円の節約が可能ということになるが、これらはあくまで30年間1.778%だった場合の話だから不確実なメリットといえるだろう。
それよりも重要な点は、この商品は変動金利を選べば繰り上げ返済手数料がかからないことにある。私自身は今の低金利はしばらく続くと予想しているから、その間は変動金利にしておいて、手数料無料の繰り上げ返済をできるだけ頻繁に行い、将来の負担をできるだけ減らす工夫をすればいいと思う。
そして将来金利が上がりそうになったら固定金利に変更すればいい。ただし、金利の動きに関心を持って、自ら行動するという自覚が必要だ。

表

OPINION B

私は10年固定金利で借り換えをするべきではないかと思う。試算では月々の返済額は169,984円から147,653円となり約2.2万円の減額、返済総額は61,194,322円から53,156,844円減ることになり約800万円の節約となる。借り換えの費用を考えればあまり意味がないようにも感じるが、とりあえず10年くらいは金利が上がることによるリスクを避けておくべきだろう。もちろん上がらなければ無駄になるが、一種の保険のようなものだ。
そしてこの10年間の間に、繰り上げ返済を積極的に活用して、残高をとにかく少なくする。今から10年の年収を考えれば、ここが返し時だ。
つまり、借り換えの主な理由はこの商品は繰り上げ返済が簡単だからだ。ただし固定金利の場合は繰り上げ返済に手数料がかかるので年2回といった具合にできるだけまとめたほうがいいだろう。残高さえ少なくなってしまえば、固定期間が終わって少しくらい金利が上がっていたとしても、大きな問題にはならないだろう。

表

OPINION C

私なら借り換えはしない。この場合では、固定金利ではメリットがそう大きくないし、変動金利では将来の金利がかわってしまう可能性がある。もちろん今の低金利がこれからも長い間続いてしまえば、借り換えておいたほうがよかったということになるだろうが、私自身が経済に疎いので、先行きの金利について考えたことがない。だから自信を持って薦めることができない。
だが、出来るだけ繰り上げ返済はしたほうがいいと思う。将来の負担を減らすことに反対する人はいないだろう。今の住宅ローンのままでも繰り上げ返済はできる。もちろん書類を整えたり、銀行に足を運んだりすることは面倒だが、年2回くらいの辛抱と割り切ってしまえばたいした手間でもないだろう。

Bさんは、

  • (1)金利の違いによる返済額の違いがどの程度になるか
  • (2)変動金利と固定金利それぞれの特徴と注意点
  • (3)金利タイプの違いで繰り上げ返済手数料が違うこと
  • (4)商品によって繰り上げ返済などの手間が違うこと

などを理解した。

いずれにしても、まずは今後の経済や金利について真剣に考えてみることにした。そして、年間に自分がどのくらい繰り上げ返済をする可能性があるか、それを実行したときの経済的メリットがどのくらいあるのかを含めて、返済プランについて練り直してみることにした。

【ご注意】

このケーススタディは、ある具体的な状況を前提条件として仮定し、いくつかの異なる考えかたを複数ご提示することを目的とするものであり、特定の意見を推奨するものではありません。どのように考えを整理するか、また、どのような点に注目して結論を出すかなど、ご自身の状況と照らし合わせてご参考としてご活用ください。

 

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