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2006年12月11日「死角」お客さまの立場に立って改善点を見出していく
動物と人間とどちらが完成に近いのかと思うときがあります。
動物は本能のままに行動して一生を全うします。一方、人は本能のままでは生きていくことができません。人の行動では一つとして学習せずに行なわれていることはないと言ってよいほどでしょう。生まれながらにして生きるに必要なすべてが備わっているという点からすると動物のほうが完成されているといえるように思います。
しかし、学習し、後天的にプログラムされるからこそ、自分の望む方向に自分を変化させていくことができるのではないかと思います。ある与えられたものではなく、自分の考える完成形というものがあるとすると、それに近づいていくことができるわけです。その意味では人間こそが完成(あるいは理想)に近づける可能性を持っているわけです。
人が不完全から、完全な姿を目指していくように、ソニーバンクもより望ましい姿に近づこうとしています。たとえば、ソニーバンクでは今後、海洋証券を子会社化し、新たな業務に取り組もうとしています。資産運用のための金融サービスとして株式への容易なアクセスが欠けていたと考えていたからです。その目的を実現するために、いくつか挑戦しなければならないことがあります。業務ノウハウを取得すること、銀行という枠組みの中で摩擦なく株式投資が行なえる仕組みを作ること、さらには、長期投資のお客さまを中心にして収益を上げること、などと挙げることができます。
あるいは、利便性という点では、利用できるATMの拡大についてお客さまからのご要望の強かったセブン銀行との提携が12月20日から実現します。セブン銀行のATMのご利用手数料を原則24時間365日0円とします。
お客さまの感覚、疑問はソニーバンクの不完全さを教えていただく鏡です。ソニーバンクも開業5年を経て、少し金融の世界の論理になじみすぎているのかもしれません。あまりに当たり前になって、そこが死角になっていることすら気付かないということがあるのかもしれません。もう一度お客さまの立場に立って、不便なもの・素朴な疑問を特定し、それらを解決できないかどうかを考えていこうとしています。その先に金融サービスの革新があるのだと信じています。
ソニー銀行株式会社
代表取締役社長![]()

