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2006年11月13日「直感」雑音を排して耳を傾ける
物事の判断にあたって私たちは直感を使っています。
たとえば、採用面接などでも限られた時間で判断するわけですから、募集する側であれ応募する側であれ、ある程度直感を頼りにしているといえます。いろいろな人の話を聞いても、直感というのは当たっていることが多いと思います。直感は積み重ねられた経験が非常に短い時間で行なった判断ということなのでしょう。
もっとも、直感は常に当たるわけではありません。当たり前のことですが、直感が当たるには、何よりも直感を直感として受け止めることが大切です。この始めのところで躓きそうになります。直感は誰にでもあるのですが、その声に耳を傾けることが実は難しいということでしょう。わが身を振り返ってみると、直感の声は微かである上、それを聞く心は、しばしば感情の喧騒の中にあります。したがって、直感が何かを語り掛けてきても、その声は多くの場合、好悪、思い込み、自分の都合などの雑音によって邪魔をされ、掻き消されがちです。
決断にあたっての心構えとして「平常心」が説かれることがあります。平常心とは感情が波立たず、静かな状況です。上の例に当て嵌めれば、これは心が直感の声が通る静けさを維持している状態ということだと解釈できます。
経営の判断というものも、完全な情報がない中では、直感の占める割合が高くならざるを得ません。感情に左右されず、素直に直感に耳を傾けられることがよい判断を招くのでしょう。優秀な経営者であっても、わが子が絡んだ場合などにしばしば経営判断を間違えてしまうのも、強い感情が働くからだと思います。正しい判断を下すには、好悪に邪魔されないように心を落ち着けて、一度自分の都合を外して、直感の声を聞き取ることが大切なのだと思います。
ソニーバンクも次のサービス提供のために様々な挑戦を計画しています。お客さまのサービスが向上するのかどうかという目的に沿って考え、直感の声に耳を傾けていきます。
ソニー銀行株式会社
代表取締役社長![]()

