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2006年9月11日「より良いサービスに挑戦する」カードローンの新規受付を中止します
この夏、久々に高校野球が関心を集めました。そのために、優勝投手である斎藤選手を中心とする報道は止むことがありません。
このような報道を見ながら、勝てば官軍という言葉を思い出しました。結果がすべてということに加えて、急ごしらえの錦旗が見た目の印象を重視するというところも重なっていると思った次第です。また、優勝は嬉しいはずですが、そこにだけ焦点が当たりすぎているようにも思いました。勝てば嬉しく、負ければ悔しいというだけでは、本当の練習はできないのではないでしょうか。実際に何かを行なっている人はある結果にいたるまでに、こつこつと努力するプロセスがあることを承知しているはずです。彼らも地道な練習を積み重ねてきたわけですが、そこには勝利以外のインセンティブもあったはずだと考えています。
現在の報道をみていると、勝利という傍目にも明らかな結果に飛びつき、見えないプロセスは成功物語の一部としてしか関心を呼んでいないように感じられます。分かりやすいといえば分かりやすいのですが、これはスポーツ・マンガの感性であるように思います。モチベーションは勝利という結果にあるのではなく、自分の可能性を拡大するところにあるのではないでしょうか。次から次へと結果を求めていくと、自分自身を見失いかねません。企業も同様だと思います。ソニーバンクも単に結果を求めるのではなく、サービスを改善しているというところを意識して業務を進めていきたいと考えています。
ところで、既に発表しているように、ソニーバンクでは9月17日までで現在のカードローンの新規受付を中止させていただきます。これまで、一種のクレジットラインを提供するという考えから年6.5%という比較的低い金利水準で開業以来提供してきました。しかし、ご利用は十分とはいえず、商品性の見直しを続けていました。ソニーバンクのカードローンは無担保での提供となりますから、基本的には銀行やノンバンク等で広く扱っている個人向けローンと競合しています。これは、現在金融庁の「貸金業制度等に関する懇談会」で審議されている対象業務です。ソニーバンクは個人のための銀行として、個人のお客さまがお金を貯める、増やす、借りる、使うという各局面でお役に立ちたいと考えています。今回の見直しによって、カードローンという「借りる」の分野でもソニーバンクらしいサービスを提供していきたいと思っています。
ソニー銀行株式会社
代表取締役社長![]()

