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2006年3月13日「「夢」を語る」無難にまとまらず
来年度については大手企業が軒並み新規採用を増やす計画のようです。ソニーバンクの場合も経験者の採用を進めています。個人にとってどの会社を選ぶかは人生のあり方に大きく影響しますし、それだけに大変難しい問題です。一方、会社としてもどのように採用を進めるかについては、いろいろと工夫をしていても、これという一つの正解を見出しているわけではありません。将来についての不確実性が高い上に、就職する本人自身のことが良く分かっていないという事情も大きいと思います。
加えて、心理的な要因も難しさを加速しているように思います。選ぶことは捨てることです。すべてを選ぶことができない以上、選んだものに集中することが肝心で、生産的でもあると思います。しかし、人は選択をしたあと、諦めた道の可能性を考えたがります。たとえば、投資にあたって、利益を確定した後でももっと利益が上がったかも知れないといった具合に、自分が選ばなかった選択肢のパフォーマンスまで気になります。選ばなかったものは実現しませんし、自分の投資成果に影響するわけではありませんから、気にすることは意味がないはずです。むしろ気にするだけエネルギーを無駄遣いしているという点ではマイナスの効果を持っています。でも、気になってしまう心の働きがあります。
最近、ソニーの大賀さんが『大賀典雄、15歳に「夢」を語る』という本を出されました。これは、中学生に向けて「夢」の見つけ方、育て方を語るというものです。そのなかで、「好き」につながる仕事をやったほうが幸せ、好きなものとめぐりあえるように努力するべきだと述べています。さらに言えば、無難にまとまらず、志を高く持つことを勧めています。ここに、選択しなかったものに対する後悔を回避する道があるように思います。
何を好きになるかについてはかなり個人差があります。そこに個性があります。社会全体としてみれば、様々な人がそれぞれの夢の実現に向って努力します。それによって社会は発展していくのだと思います。大賀さんは中学生に向けて語っていますが、「好き」を見つけて、それに努力を傾けるというのは、何歳であろうと必要だと思います。夢は常に持ち続けるものであるからです。
ソニーバンクの夢は、フェアな商品、サービスを提供することです。さらに言えば、それが銀行サービスの標準となるよう願っています。そのために、新たな商品・サービスの提供に向けて常にチャレンジしています。3月6日からはペーパーレスでクレジットカードの口座振替を可能とするサービスを開始しました。ソニーファイナンスインターナショナルの発行するクレジットカードを既にお持ちのお客さまがネット上の手続きだけで引き落とし口座をソニーバンクに変更することができるようになりました。小さな便利さではありますが、紙を使わずに各種の手続きが可能になるという方向へ向けて一歩進んだと思っています。今後ともネットを使ってよりよい商品・サービスの提供を進めていきたいと考えています。
ソニー銀行株式会社
代表取締役社長![]()

