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2006年2月27日「老舗」保持すべきもの変えるもの
旧聞に属しますが、箱根で300年の歴史を持つともいわれる温泉旅館が閉館しました。
お客さまの支持を獲得し続けるということの難しさを象徴しているように思います。もちろん、もっと長い歴史を刻んでいる老舗もあります(だからこそ老舗なのでしょうが)。そのような老舗の歴史は、お客さまから支持され続けた時間を意味します。
企業は人と同じように誕生、成長、成熟、衰退というサイクルを描くように考えられています。しかし、老舗をみると、一つの企業のなかで複数のサイクルが生成し、全体として長期にわたり活動を続けているようです。つまり、本質的な部分は保持しつつ、常に新たな試みを続けてきたように見受けられます。本質を保持することで、お客さまの信頼を獲得しつつ、その時々のニーズの変化に応じて本質でないところは変えていくという挑戦を繰り返しているということでしょう。守旧と見られる老舗ですが、実は長期にわたって革新的な要素を保持しているではないかと考えています。
不易流行という言葉もありますし、この見方は当たり前かもしれません。その当たり前ができないのは行動につながらないからではないでしょうか。行動は常に具体的ですし、将来に向けての活動です。後から解説するような具合にはいきません。実際にある企業について何が本質であり、何が本質でないのかを考えてみれば、すぐに難しさに気付きます。
ソニーバンクでもフェアに金融サービスを提供するという基本は変わりません。ただ、何がフェアなのかについては、具体的なサービスひとつひとつについて考えているところもあります。そのような作業によってソニーバンクが作られていきます。さらには、それがソニーバンクの文化を形成することにもなると信じています。
革新とは未来を見、自分で考えるところから生まれます。ソニーバンクも常に未来を展望し、新しいサービスを提供していきたいと考えています。
なお、ソニーバンクではキャッシュカードの不正利用、webサイトの不正利用などの問い合わせ窓口の電話をフリーダイヤルとし、24時間コミュニケーターで受け付ける態勢としました。使われることが少ないよう願っていますが、万一の場合にはすぐにご連絡いただくことによって被害の拡大を防ぐことができると期待しています。
ソニー銀行株式会社
代表取締役社長![]()

