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2005年9月12日「プロユースを消費者へ」消費者の感覚と専門家の知識とのバランスが新サービスを生みます
前回このメッセージで触れた日本経済新聞社のアンケート調査を見て、いろいろな人から「良かったですね」と声をかけていただきました。ソニーバンクのサービスを評価していただき、心から嬉しく思っています。ただ、この評価はこれまでの実績とそれに基づいた期待を反映したものです。この期待に応えて、さらに進んだサービスを提供していかなくてはならないと気を引き締めました。
現状に甘んじると後退が生じます。常に前へ進もうとすることでようやく現状を保つことが出来るのだと思います。そのために如何に課題を設定し、取り組んでいくかがカギとなります。
プロが使うレベルの機器を一般の消費者に届けるというのはソニーがエレクトロニクスで実現してきたことです。それが実現できたのはエレクトロニクスの専門家としての知識と技術をもちながら、消費者の感覚を持ちつづけていた点にあるとみています。技術に挑戦しながら、その技術がお客さまに与えるインパクトをリアルに感じとることができたということでしょう。そうして商品の原型を考えたところでもう一度、お客さまの観点から検討する。こうしたプロセスによって特色のある製品が登場したのだろうと想像しています。
消費者の感覚と専門家の知識とのバランスが新たなサービスを生むという点では金融でも変わりはありません。その融合が難しいのは、専門知識が邪魔をするからではないかと考えています。知識があるということは、一定の枠組みを持っているということですし、その枠組みによって先が見えるという気持ちになります。結果を予測できるという自信は新しい挑戦に対しては否定的に作用します。事実として起こったことに対して、専門家は比較的明快に説明します。しかし、その説明力の高さは必ずしも予測力の高さにはつながっていないことが多いように感じます。これは専門家が必ずしも良い商品を生み出すわけではないという事情と似ています。
お客さまのニーズを感じとり、金融の専門家としての知識と利用可能な技術によってそのニーズに応える商品・サービスを提供するということこそがソニーバンクの目指しているものです。幸いなことに、将来の利用意向という項目でいただいた高い評価・期待に応えるよう、オペレーションを充実させ、新しいサービスにも挑戦していきたいと思います。
ソニー銀行株式会社
代表取締役社長![]()

