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2005年3月14日「セキュリティ」安全、安心という期待にも応えていきます
キャッシュカードのデータが詐取され、現金を引き出される、いわゆるスキミングによる犯罪は依然として大きな問題となっています。前回のメッセージで申し上げたように、ソニーバンクとしては、まずは現在の仕組みの中でこの問題に対応しようと考えています。
利便性とセキュリティの問題は、金融に限らず新しい技術の発達とともに生じる問題です。キャッシュカードの安全性確保に向けて銀行として最善の方法を提供するというのは当然です。しかし、完全に防げる方法がないとすると、どのようにして被害を最小限度に収めるかを追求することの価値は大きいと思います。この点、クレジットカードの経験に学ぶところも大きいと思います。また、セキュリティの水準を明示的に示してお客さまに自分で納得するバランスを決めていただくのもひとつの考え方だと思います。
昨年12月に発表された「金融改革プログラム」でも「利用者ニーズの重視と利用者保護ルールの徹底」が掲げられ、利用者が不測の損害を被ることのないよう利用者保護ルールを整備・徹底するとされ、具体的に偽造カード犯罪等の金融犯罪防止が挙げられています。一方で同プログラムでは、ITの戦略的活用等による競争力の強化を目指しており、そのなかに電子資金決済や電子的金融取引等に関する法制の整備に関する検討を指摘しています。現在、キャッシュカードを巡る犯罪があるからといって、金融取引におけるITのメリットを拒否するという選択肢は考えられません。
今のところ、キャッシュカードについては利便性重視からセキュリティ重視に振り子が振れているように見えます。しかし、一段の技術進歩によってセキュリティの度合いが高まったところで、もう一度利便性重視が問われることになるのだと思います。IT技術は金融サービスの利便性を高めました。この利点を享受しつつ、安心できるサービスを提供することこそが私たちに求められているものでしょう。極めて金利水準が低い状態では銀行としての打ち手は限られています。とはいっても、その隘路を抜ける方法を追求することは大きな課題です。
来年度はいよいよソニーバンクも開業5年目に入ります。お客さまのご支援に応える意味でも、黒字化を実現していきますが、それにとどまることなく、安全、安心という期待にも応えていきたいと考えています。
ソニー銀行株式会社
代表取締役社長![]()

