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2005年1月17日「次の飛躍に向けて」組織の力で前進していきます
今年はソニーバンクにとって、収益基盤を充実させ次の飛躍につなげる年だと考えています。
飛躍とは変化することです。当たり前のことですが、どうも私たちは変化というだけで抵抗があるようです。それまでの身についた習慣を変えるだけでも、本能的に不安が先に立ちます。しかも、変化すると現在あるものの一部が失われ、新しいものが加わります。今あるものがなくなるということに関しては明確にわかりますし、喪失感ははっきりとしています。しかし、一方で得られる「何か」は仮定の話であり、得られるかどうかははっきりとしません。しかも、得られるものについては目の前にないわけですから、実感するためには想像の力を借りなくてはなりません。
変化を理解するには、想像力というハードルをまず越えなくてはなりません。想像できたとしても、次に感情というハードルが控えています。知的に理解してもわがままな感情は納得しないばかりでなく、拗ねたり、反発したりするからです。
ただ、幸いなことに、人は理性あるいは論理的な感覚というものを持っています。人の行動力の源泉は感情にあるようですが、感情だけに流されない力が理性にはあります。また、個人的には感情の力が大きくとも、組織はそれを克服できるという希望があると思います。他の人を説得するのは論理であり、多くの人々の意思を統一するのは合理性によると考えているからです。三人寄れば文殊の知恵というのは、知恵もさることながら、知恵の鏡を曇らせる感情に邪魔されにくくなるという事情もあるのではないでしょうか。
ここまでソニーバンクは安定的なオペレーションを維持し、業容は拡大を続けてきました。しかし、収益性は改善の余地を大きく残していました。とにもかくにもこれを改善し、前進するベクトルに行動を合わせていきたいと思います。
とはいえ、環境は厳しいと認識しています。どの分野であれ、自由化はまず、価格競争を呼び起こし、商品は一気にコモディティ化していきます。金融の世界でも規制緩和とともに、価格破壊は確実に進展し、住宅ローンの世界では金利の引き下げ競争が展開されています。ソニーバンクは、金融の世界で常に新しいことに挑戦し、ペダルを漕ぎ続けようと考えています。
飛躍の年は、長い競争の始まる年かとも思います。ただ、どのような長い競争もまずは足元の一歩から始まります。今年一年、よろしくお願いいたします。
ソニー銀行株式会社
代表取締役社長![]()

