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2004年12月13日「外貨預金の新商品」外貨預金に指値取引機能と特約付定期預金が加わりました
12月6日から外貨預金に新たな選択肢が加わりました。為替レートをあらかじめ指定していただきその水準になったときに売買が執行される指値による外貨預金取引と、為替水準によって受け取る通貨が変わるという特約のついた外貨定期預金です。
外貨預金は為替相場の動向によって為替差損益が大きく変動しますから、ある水準で利益を確定してしまいたいという場合もあれば、あるところまでで損失を限定したいという場合もあると思います。ソニーバンクでは市場に近づけるために、原則10銭の価格変動があるごとに提示している為替レートを変更します。そうなると、しょっちゅう市場動向を気にしているのは嫌だとか、ある目標値を決め、その水準で売買したいといった要望もでてきます。これらのニーズに応えるのが指値取引です。
外貨の定期預金では満期金は外貨で戻ってきます。これに、満期時の受け取り通貨が為替水準によって変わるという特約をつけたものが特約付外貨定期預金です。タイプ1とは満期時の為替相場が円安に振れた場合には円で、円高の場合には外貨のままで満期金が戻ってくるものです。
このようなしくみですから、特約には円相場と比較し特約が発動されるかどうかを判断する基準となる為替レート(特約判定レート)と実際に円に転換される場合に適用される為替レート(特約適用レート)が必要になります。これらは定期預金のスタート時点で決定します。特約判定レートを超えて大幅な円安となった場合、一般の外貨定期預金であれば円に交換することによって為替差益を受け取れます。しかし、特約がありますから、円ベースでの収益は確定しており、大幅な円安メリットは享受できないことになります。この点だけみるとお客さまにとってメリットが少ないように感じられます。しかし、それを補うだけ特約付外貨定期預金の金利は高く設定されます。
この取引をソニーバンクの側から見ると、外貨をある価格(特約適用レート)で円に転換するという権利を持っていて、基準となる価格(特約判定レート)以上に外貨高・円安が進んだときには権利を行使し、逆の場合には権利を放棄しているといえます。つまり、この選択権をお客さまはソニーバンクに売った形となっています。したがって、お客さまはその代金(オプション料)を受け取ることができ、オプション料相当額が金利に上乗せされる形となります(このようなオプションの価値がどの程度かを算出することは、現在では一般的に行われています)。
特約付外貨定期預金・タイプ1は、お客さまが相対的に高い金利を受け取る代わりに特約適用レート以上の円安メリットを放棄する取引ということができます。なお、実際にはソニーバンクがこのオプションを取得するのではなく市場につなぐことになります。そのため、特約付外貨定期預金についてはお申込の期間を限らせていただく募集の形を取っています。また、特約判定レート、特約適用レートなど、似たような言葉も出てきます。ご注意いただきたいと思います。
オプションとかデリバティブというと難しそうですが、商品をご覧いただければ、比較的イメージが掴みやすいのではないかと思います。これまでこの欄で、ソニーバンクは個人のお客さまに選択肢を提供すると繰り返し申し上げてきました。また、開業来の企業理念の中では「金融理論、金融技術の成果のうち、個人投資家にとって価値あるものを、そのニーズに合うように商品化・サービス化します」と謳っています。今回の新商品もそのようなソニーバンクのスタンスを反映しています。外貨預金と同様、実際に商品をご覧いただくとその特性がわかります。ぜひ研究の上、ご利用いただきたく、よろしくお願いいたします。
ソニー銀行株式会社
代表取締役社長![]()

